2020/10/14 19:09



仕事でも何でも、違和感を感じるとき、それを言葉にすることは大切ですね。


自分の言葉を発する時、誰かの考え、意見を聞く時、自分達の生活や環境に何か影響があるものには特にそう思います。

もちろん日々入る情報にも。


先日あるニュースをみて、大きな違和感を感じました。ある組織で規則違反があって、制裁金を課されるという。その「制裁金が慈善団体に寄付されるというもの」でした。


なぜ制裁金が寄付金になるのか。しかも良いことをしている団体の資金になる。そのことに違和感を感じました。


極端な言い方になりますが、ニュースを見る多くの人に、「制裁金は、寄付に使われることが一般的」という誤解を与えないのか。

また寄付という行為の印象や価値を下げてしまうのではないか、そんな危機感を持ってしまいます。


お金というものにも、「質」というものがあるはずです。自分でしっかり仕事をして稼いだもの。何か目的を持って仕事を始めるのに投資していただいた、もしくはお借りしたもの。ここに挙げたものは価値の高いものです。


その質にも様々あると思いますが、制裁金であれば、制裁金としての質しかないはずで、未来において同じことが起きないように、組織内の人への教育や投資に使うべきものではないかと感じてしまいます。


安易な稚拙な判断で、本当に社会、世界で活躍する団体・組織の足を引っ張る行動は避けるべきだと思います。


寄付は、その組織や個人の考えや理念に賛同して、自らの意志でおこなう一つの投資という考え方がなされている時代です。

その価値や重みをしっかりと実感できる社会になってほしいですし、自分自身もよいことは良いと誇りを持っていえる社会にするために行動していきたいと思います。


違和感を言葉にする。そして考えて、まず自分なりの答えを見つける。それを人と話したり、具体的に何らかの行動に移すことは、何事においても大切だと感じます。


一読いただいた方、誠にありがとうございました!!