2021/10/03 18:37

長くご無沙汰しておりました。申し訳ありません!!


ここ数ヶ月、珈琲ワークショップをさせていただく機会を何度かいただきました。


時間を決めて、その中で数杯をハンドドリップで淹れていただきます。

初めて体験される方もいれば、何度かやったけど続かなかった、時間がある週末だけ淹れているという方、様々な方がいらっしゃいます。


飲む珈琲もインスタントから、ドリップ珈琲、豆から挽く方まで。


ハンドドリップの醍醐味の一つは、豆から挽く時は粉にした時の、お湯を淹れながらの、そして飲む時に感じる香り。味もそうですが、それぞれの変化を楽しむことができることです。


そしてワークショップの醍醐味は、多くのな方々と珈琲を挿れることで、様々な味があることを知る、全く同じ味がないことを実感できることです。


人にはそれぞれが持っているペースがあり、物事への感じ方、アプローチの仕方も違います。珈琲を通して人の持つ個性や感性、感覚に触れることができることも面白さの一つだと感じています。


そしてもう一つ。


ある男性と一緒に淹れる機会がありました。その男性は豆から挽いた珈琲を毎朝奥様と一緒に飲まれているそうで、「いい香りのコーヒー」を飲むことを楽しみにされている、とのことでした。

ワークショップに参加いただいたのは「より美味しくなる淹れ方があるなら」と思ったから。そんな話を聞きながら一緒に淹れさせていただくと、人の年齢や価値観、考え方の違いはそんなに大きなことではないように感じてきます。


分野や物事は違っても「より良いものを目指す」ことが共通していれば、それだけで人と繋がれるのだと感じることができます。言葉のいらない、スポーツの世界にあるような感覚かもしれません。


そう感じさせてくれた方と機会に感謝だなと思います。

最後に、ワークショップは教える人と教えられる人がいて一緒に何かをやり遂げて成立する、ものだとイメージしてしまうこともありますが、お互いが学ぶものがあること、もしくは「何かを伝える・教える側がより何かを学んで成立するもの」なのだと強く感じる、最近でした